4月入社の新人SEOerに向けて、強いSEO担当者になるために必要なことは?
こんにちは。PEPの島です。
4月になり、新卒や中途でいきなりSEOに携わることになった方や、そんなメンバーをマネジメントする立場の方も多いかと思います。
今回の記事では、ジュニアのSEO担当者に成長を加速させる方法を書いてみたいと思います。
私自身、起業をしてサイト制作や保守・お客様のサイトSEOをはじめて最初は右も左もわからない状態でした。
その際の経験も踏まえて、SEO担当者としてやっておいてよかったと思うことをいくつか紹介します。
具体的に行うべきことは下記のブログに書いていますので、今回はもう少し抽象度高くやっておくべきことをご紹介します。
今回、やるべきとお伝えしたいのは下記の業務です。
- 数値モニタリング
- 情報収集とアウトプット
- シニアの議論のファシリと議事
- 社内のQ&A窓口
個人的には、上記の業務を徹底的にやることで3ヶ月〜半年である程度の仕上がりにはなると思っています。簡単にそれぞれご紹介します。
数値モニタリング
サービスやプロダクトとして、毎週の数字を追いかけていくのは基本かと思いますが、その数値変動のファクト収集と考察を、ジュニアメンバーに行わせるのは非常に良いです。
SEOに関わる数値構造を理解したり、数値変動に対して常に仮説を立てる姿勢を持つことが非常に重要になるためです。
いきなり数値モニタリングは難しそうと考える方も多いかと思いますが、モニタリングは8割以上が「どれだけ時間をかけて丁寧に見たか」にかかっているので、新卒などのジュニアだからこそバリューが出せる分野だと思います。
SEOに詳しい方がサポートをしてあげながら、ぜひ毎週の数値モニタリングを任せてみてください。
情報収集とアウトプット
SEOは今回のアップデートもそうですが毎日のようにルールチェンジをするため、日々の最新情報をキャッチアップし続けることが大切です。
最初は点の情報になるため、情報収集をしていても血肉になりにくいのですが、徐々に自分の脳内にSEOのインデックス(目次)ができていくため、日々の情報が線となって繋がるようになります。
線となって繋げることができれば、将来への見通しや仮説も出せるようになってくるので、情報収集は非常に重要です。
私の場合には、開発やプロマネも参加する発言する際に心理的安全性が少なかったSEOプロジェクトの中に、その週にあったSEO情報を伝えるという業務があったので、その中で鍛えられました。
ぜひジュニアのSEO担当者には、情報収集したものを何かしらアウトプットする場を設けてあげてください。
シニアの議論のファシリと議事
ジュニアのうちは、SEOの議論に全くついていけないことが多いです。noindexやドメインパワー、ドメインエイジなど様々です。
専門用語も多く、会議で何が話されているかわからないことも多いと思うのですが、できる限り当事者意識を持って会議に参加してもらうために、「議論内容がわからないと務まらない業務」を渡すのが良いと思います。
議論のファシリテーションであったり、アジェンダ作成、議事録作成などの、いわゆるロジスティクス周りの業務を丁寧にこなすことで、SEOの知見だけでなく、ビジネス戦闘力も合わせて強くなっていけると思うので、その辺りの業務を任せるのがおすすめです。
社内のQ&A窓口
社内で他部署からSEOに関する質問が飛んでくる際の窓口をジュニアにやってもらうのもおすすめです。
質問に対して適切な回答ができるようになることで知識が「知っている」から「使える」に変わりますし、社内でSEOに詳しいやつだという虚像の認識を持たれることで、その虚像を実現するために努力をせざる環境になるので、崖から突き落とす意味でも重要です。
4つほど書いてみましたが、要は「身の丈に合ってない業務をいきなりやらせてみて、それができるようにならないといけない環境を作る」が大事だと思います。
少しでも参考になっていれば嬉しいです。本サイトでは上記のようにサイトのコンサルティングからドメイン移管、サイト制作など幅広く承っておりますので是非お気軽にお問い合わせください!