【2024年振り返り】Google検索はどのように進化をしたかまとめ
こんにちは。PEPの島です。
年末にもさしかかり、皆様いかがお過ごしでしょうか?
生成AIによって激動の2024年でもありましたので、本日は簡単にGoogle検索がどのように1年間を通して変わったのかご紹介をしていきます。
①生成AI検索がもたらす変革
Googleは「AI Overview(AIO)」を本格導入し、日本では8月から公開されました。
この新しい検索体験はユーザー満足度を高めつつも、誤情報の課題が残ります。他方で、ChatGPTやBingといった競合も台頭しており、生成AI検索の未来はさらに広がりを見せるでしょう。
②寄生サイト対策とGoogleの本気
Googleはスパムポリシーを強化し、「寄生サイト」や「ドメイン貸し」といった不正サイトを検索結果から排除する動きを強化しました。
11月にはさらに基準が厳格化され、大手ニュースサイトのアフィリエイトも影響を受け、知人のサイトも順位がかなり下落していたのを鮮明に覚えています。今後は自動化された対策の進化が期待されます。
③検索エンジン市場の競争激化
2024年は検索エンジン市場における多様化が進みました。
- ChatGPT
- Bing
- 日本のヤフー
などが生成AIを活用した検索機能を提供し始めています。これにより、従来のGoogle一強状態に変化が起こる可能性が高まっています。
個人的には今後Search GPTがどうなっていくのかかなり注目をしています。
まだ使っていない人がいらっしゃいましたら是非一度使ってみてください。
https://openai.com/index/introducing-chatgpt-search/
④小規模サイトが直面する課題
Googleは公平な評価を目指して小規模サイトの評価改善に取り組みましたが、まだ多くのサイトが厳しい状況に置かれています。
実は個人サイトを持っているのですが、かなり大打撃を受けました。正直かなりきついところはあります。笑
独自性のあるコンテンツや信頼性を高める戦略が、今後の生き残りのカギとなりますが、結局は「インフルエンサー化」をしてファンを獲得しないとかなり厳しそうな気がします。
⑤生成AI時代のコンテンツ戦略
ユーザーの検索意図を深く理解したコンテンツがこれまで以上に重要です。AI感のあるサイトだと即離脱をしてしまう現実がありますので信頼性やユーザーとのつながりを意識した情報発信が求められます。
単なる情報提供ではなく、「より感情に寄り添った」ユーザーの心に響くコンテンツが差別化のポイントです。
④でもご紹介をしましたが「ファン」が必要になってくるように思います。
⑥SEOとUXの連携強化
SEOとUXは切っても切れない関係となりました。
Googleの新しい検索責任者が「UX重視」を掲げたこともあり、サイトの使いやすさや表示速度がSEO成功の重要な要素になっています。特にサイトスピードなどCore Web Vitalsの最適化が鍵となる気がします。
サイトのスピードを改善したい場合はPEPへ一度ご相談ください。
⑦新しい検索機能の登場
2024年には「ハッシュタグ検索」やGoogleの新機能である「かこって検索」といった新機能が導入されました。
ユーザーに新しい検索体験を提供すると同時に、SEOの新たな対応を必要としています。
個人的に「かこって検索」は有名人と全くおなじバッグや服がほしい!となっているユーザーに対して届けるために、EC系サイトはかなり重要な気がします。
⑧コアアップデートの影響が大きすぎ
2024年は4回のコアアップデートが実施されました。そして今回で大幅下落したサイトや、どれだけ改善をしても全く回復しないサイトが顕著に見受けられました。
多少ではありますが、小規模サイトの評価改善が試みられたものの、依然として大手サイト優遇の課題が残っています。アルゴリズムのさらなる進化が期待されます。
⑨Googleトレンド活用の新視点
Googleトレンドのデータ活用が2024年に再び注目を集めました。今日M1もありましたのでほとんどがM1ネタで検索をされていますね・・・!
Googleトレンドはニッチなテーマを扱うサイトにとって、トレンドデータを基にしたコンテンツ戦略が競争力を高める鍵となります。
➓Google検索キャッシュ機能の廃止
長年親しまれてきたGoogleのキャッシュ機能が廃止されました。
インデックス状況の確認には代替手段があるものの、従来の簡便性を惜しむ声も少なくありません。
2025年への展望
2024年のSEOは、生成AIや新機能、UX重視といった変化の波に満ちた一年でした。
これらを踏まえ、2025年も柔軟に対応する戦略が求められます。生成AI検索の進化やコアアップデートの頻度増加に備え、次世代(AI時代)でも生き残るためのサイト設計が必要になってきます。
どれだけサイトがおしゃれでも、誰にもみられなければ意味がありません。
むしろダサくてもたくさんの人に届けられるのであればそちらのほうが価値があるのはいうまでもないでしょう。
コツコツサイトを更新して、ユーザーに届けられるようなサイト作りをしていきましょう!