【2024年のSEO】サイトのテーマ性はどこまで広げてよくて、どこ以上は広げてはいけないのか
こんにちは。PEPの島です。
よくある質問として、 サイトのテーマ性はどこまで広げてよくて、どこ以上は広げてはいけないのか低品質コンテンツの判断基準は何かがあります。
「正解がない」ため答えるのに100%な回答をできるわけではありませんが、よく聞かれるのでそれぞれ簡単に意見を述べます。
1.サイトのテーマ性はどこまで広げてよくて、どこ以上は広げてはいけないのか
具体的な正解がないので、考え方だけ述べられればと思います。
前提
狭いテーマに尖らせることで、狭いテーマで評価されやすくはなる。具体例を上げると以下のような感じです。
- SEO
- ミニマリスト
- インテリア
- ガジェット
- レンタサイクル
逆に尖らせすぎることで、周辺テーマに関する情報がなくなり、本当に上位表示したいテーマで上げ切ることができないこともあります。
考え方
YMYL領域(Your Money or Your Life の頭文字を取った略称で、お金や健康などのジャンルを示すGoogleの検索品質評価ガイドラインに登場する言葉)など「これは入れない方が良い」という引き算的に考えるべき領域があります。
2020年5月の段階でGoogle検索品質評価ガイドラインのYMYLの項目には以下のカテゴリが記載されています。(品質評価ガイドライン「2.3 Your Money or Your Life (YMYL) Pages」より)
ジャンル | 例 |
ニュース・時事問題 | 国際問題や政治など重要な問題を扱うサイトなど(エンタメやスポーツなどは含まれない) |
公共サービス・法律など | 一般的な市民生活を維持するために必要な情報を扱うサイトなど |
金融 | 投資や保険などを扱うサイトなど |
ショッピング | オンライン上で商品購入などを行うECサイトなど |
健康・安全 | 医療・病院関連・緊急時に使用するサイトなど |
人のグループ | 人種や宗教、性別などについて扱うサイトなど |
その他 | フィットネスや栄養、大学、就職などに関する人生の局面に関連するサイトなど |
必ずしも「品質評価ガイドラインに掲載されている=実際の検索にYMYLジャンルとして反映されている」というわけではありませんが、上記カテゴリのようなジャンルをYMYLとしてイメージしておく良いでしょう。
逆に、周辺テーマを「あれもこれも入れておいた方が良い」という足し算的に考えるべき領域もあります。
最近では、どちらかといえば後者の「あれもこれも」の方がテーマ性としては強い気がしていて、このテーマについてのサイトであれば、「この情報もあるべきだよね」といったテーマもあることで評価されるように思います。例えばSEOのことだけでなく、サイト制作の最近のハックなど。
テーマ性という言葉が一人歩きすると危険ではありますが、SEOにとって非常に重要な概念ですので、ざっくりとした考え方だけは抑えつつ、ご自身のサイトでPDCAを回して正解に近い内容を見つけていけると良いと思います。
2.低品質コンテンツの判断基準は何か
低品質コンテンツの判断基準については、下記のブログ記事にまとめているのでこちらをご参照ください。
昨今は、低品質コンテンツを多く保有しているサイトをドメインごと落とすヘルプフルコンテンツアップデートもありますので、適切に低品質コンテンツを対処していくことは重要です。
色々書いてきましたが、改めてPEPの情報発信を見てくださっている方は、SEOについてとても詳しいなと感じました!だからこそ質問のレベルも高ければ本質をついてくるので、我々としては常にスキルや知識をアップデートし続けないとご満足いただけないなと思っています。
引き続き精進していきますので、ぜひ今後も色々情報を見ていただけると嬉しいです!