【SEOに強い制作会社】←このようなものは存在しない話【運用次第】
こんにちは。PEPの島です。
現在当ブログは週に1回確実更新をしており、過去に様々なブログや実績をご紹介してきました。
そんな本日は「SEOに強い制作会社はこの世にほぼ存在しない」ということでご紹介をさせていただきます。
まず結論からいえば、サイト制作会社である弊社がいうのもなんですが「絶対にSEOで1位をとれる」なんてものはありません。
WordPressだとSEOに強い←嘘です
結論からいえば「WordPressがSEOに強い」というのは完全に嘘であり、あくまで内部リンクの施策やaltタグ、タイトルタグやogpの設定など「最低限」済ませた程度のことを指します。
実際、世界中のWEBサイトの実に35%がWordPressで作成されていて、アメリカの「ホワイトハウス」のサイトをはじめ日本の有名企業や大企業のサイトも「実はWordPressで構築されている」なんてことも珍しくありません。
また、完全初心者であったとしてもWordPressを使えば、それだけでGoogleが推奨するSEO的な構造の8~9割は満たすことができます。
これは当時のGoogle検索事業の責任者でSEO業界の有名人であるマット・カッツ氏が公式に発言していることです。
「WordPressを利用するということは素晴らしい選択です。WordPressは、数々のSEOの諸問題を自動的に解決してくれるだけでなく、80~90%のSEOポイントをカバーしているからです」
しかしながら繰り返しますが、それらはあくまで「最低限済ませただけ」という話です。
「うちで作ったサイトはどれもSEOに特化していて強いです」といった言葉に騙されないようにしましょう。
この記事を書くことになった経緯
実は先日、弊社のお客様で、現在PEP管理下でサイトの運用をさせて頂いており解約の申し出がありました。
サイトを制作してからたったの6ヶ月だったため、解約理由をお聞きしますと「成果が出ないから」ということでした。残念でネガティブなお話です。
しかしながらそこですぐに思ったのが、即効性をもたらせたいなら「リスティング広告」しか考えられません。
お客様が良い・悪いなどのお話ではなく、WEBサイトはそもそも「10年-20年レベルの超長期スパンのマラソン」であるということです。
実際にGoogle社公式では成果が出るまでは4ヶ月〜1年と謳っており、あのプロブロガーの坂内学さんであっても成果が出るまで4年以上かかったと語っています。
下記Google社の公式スターターガイドをご覧ください。
むしろ4ヶ月〜1年で成果がでるならめちゃくちゃ優秀だと思いますし、「楽天やAmazonの公式Twitterから被リンクをもらった、もしくはサイバーエージェントや博報堂とタイアップをした」など被リンクをもらうなどしないとまず難しいでしょう。
これらのことをふまえると申し訳ないですが「まず現実的に不可能」と言っても過言ではないです。
これらのことから「サイトを作るとすぐにお客さんをネットで集客ができる」という考えは完全に捨てて、地道に運営するしかないのです。
そして、その地道さも「毎日更新をしていても日記のような更新」だと全く成果が現れないのがWEB業界の難しいところです。
誰であってもSEOを学ぶ必要がある時代がきている
たとえば脱毛サロンの本業をやりつつ、終業後にキーワードプランナーなどでキーワードを洗い出したり、ラッコキーワードを使ってサジェストを洗い出したりする気力がありますでしょうか?
まず個人事業主の完全一人だとまず間違いなく時間をとることがなかなか難しいと思います。
制作会社をやっている弊社が言うのもなんですが、更新をしないくらいなら最初からサイトを作らなくても良いと思っています。
名刺程度のWEBサイトであれば話は別ですが、これらの通り「SEOに強いWEBサイト」なんて謳い文句の制作会社はそのうちクレームまみでれ淘汰されていくのではないかと思います。
「これどうやったらSEO上がる?^^」と聞かれてもGoogleはヒントを出していても答えは出してくれていません。そのため、もちろん弊社も「分からない」が結論です。
しかしながら日々弊社のように週に1回は確実に更新して、ユーザーにとって「新しくて有益な情報を与えられるコンテンツを発信できるか」というのがキーになってくるのは間違いありません。
先日のGoogleアップデートに関する記事は下記にてまとめておりますので併せてご覧ください。
【2023年7月版】Googleが発表したSEOの動向まとめ
じゃあどんなものを書けばいいの?
結論からいえば「ユーザーファーストになる現在世の中に出ていない情報を書く」ということです。
サイトを公開したばかりでどれだけ流入が少なく、ドメインパワーが低くてもワンチャンスを狙って一気に集客ができる可能性があり、いわゆる現在Googleが最も注力をしている「独自性」という観点に繋がります。
ここまで読ませた中である程度お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、WEBサイトは「見た目」も重要ですが最も重要なものはコンテンツです。
いわゆる“コンテンツSEO”と呼ばれる領域で、Googleに評価され検索上位に表示されたいと思ったときには、サイト内のコンテンツの充実度がより重要になってきます。
極端な話、最低限レスポンシブさえ担保されていればどれだけダサくても古臭くても問題ありません。
弊社のこの記事のような「うち、制作会社だけどワードプレスがSEOに強いとか今の時代ないよ?笑」といったコンテンツはおそらく独自性が生まれると思うので、「Wordpress SEO 関係ない」や「WordPress SEO 会社 詐欺」などでそこそこ順位は上がるかもしれないですね。
これらのことからCHAT GPTで記事を書いてもらっても独自性は生まれないのが99%ですので、CHAT GPTに書かせて記事を更新したからSEOに良いというのもありません。
最終的にAIは人間に勝てないと言われる点はまさしくSEOの部分かもしれません。
サイト制作会社を選ぶ1つのヒント
たとえば同じ業界・同じジャンルのA社とB社、2つのWEBサイトがあるとして、そのどちらもが同じWordPressで作成されています。
となるとこの時点ではSEO上の構造的優劣はつきません。
じゃあどこで差がつくのか?というと、当然その中身になります。
もちろんただページ数が多ければ評価されるというわけではありませんが「見た目だけ綺麗だけど情報がスカスカのサイトよりも、見た目は普通でも欲しい情報が充実しているサイトのほうが当然に評価は高い」ということです。
そういった意味では、誤解を恐れず言うとどの制作会社を選んでもSEO的に大差はありませんので、価格や納期の折り合いだったり、自分のイメージするホームページに近いデザインをたくさん作っているだとか、対応が丁寧で好感が持てるとかで選んでみるのもひとつです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
情報格差につけこむ悪質な業者も残念ながら少なくないのが現実です。
今回お伝えしたのは最低限のポイントになりますが、上記の内容を頭の片隅に入れておくだけでも業者選定の失敗確率は格段に減るでしょう。
こんなことを書く制作会社なんて滅多にないかもしれませんが(笑)、耳触りの良い宣伝文句に騙されることなく、自分の目的に合った業者を選んでください。
SEOやサイト制作にまつわるお問い合わせがあればこちらまでご相談ください!